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Arita

この7つのボウルとプレートの磁器セットは、もともと「Cabinet of Curiosity」というプロジェクトのためにつくられました。ガラス扉のキャビネットに飾られた7つの容器には、七つの大罪、つまり傲慢、強欲、色欲、嫉妬、暴食、憤怒、怠惰に関連した7つの動物が施されていました。


高さも大きさもそれぞれに違う磁器は、ボウルとプレートの類型の定義を曖昧にし、さまざまな差異を柔軟に受け入れている現代のライフスタイルを映しだしているといえます。それぞれの容器の形は、機能性の無限の可能性を示していますが、それと同時に、それらの容器を組み合わせることで、テーブルコーディネートの一つひとつが生まれ変わります。
ネリ&フーはプロジェクトのリサーチで有田陶磁美術館を訪れました。彼らが最も惹かれた磁器は、ヨーロッパ市場向けの製造が始まった1616年以降の伝統的な美しい皿でした。そこでネリ&フーは、シンプルでありながら、1616年以降の有田焼の伝統工芸品にも通じるさまざまな新しい形を考えだし、それらに有田焼特有の光沢を与えたのです。


中国の伝統的な酒器にヒントを得たこれらの容器は、冷たい飲み物と温かい飲み物用に2種類のサイズを展開しています。盃を瓶の口に重ねられるフォルムは見た目におもしろく、収納としても完璧です。真鍮の取っ手がシンプルな白い器に優雅さを添えています。

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DESIGNED BY

Neri&Hu
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